04/01/2009(Wed)
出来ました、これぞ日本のビールです!

昨日予告した特別なビール。完成です。
その名も、
Natto Soba Ma~nde Lambic
どうしても世界に通用する、日本ならではのビールをつくりたかったのです。
このビール、名前の通り日本の醗酵文化を代表する納豆菌をつかい、地元産の蕎麦を副原料に、木ダルで熟成させたアルコール6%のビールです。
納豆菌は、自家栽培の美山錦の稲藁から分離しました。
ホップは、もちろん自家栽培した信州早生。
色は非常に淡いブロンド。玉村本店の通常のビール同様、無濾過なのですが、納豆菌のぬめり効果により、蛋白などの濁りのもととなる成分が取り除かれ、あたかもフィルターをかけたようにクリアです。
複雑な香りにやや強めの酸味。通常のモルトに加えて、蕎麦を使用することにより、ほのかな香りと、ドライな飲み味を実現しています。このブログでも何度も書いている通り、僕は大の蕎麦好きです。いつか使ってみたかったのですが、このビールとの相性の良さは、想像以上です。
"ma~nde"は、「ま~んで」と読みます。これは、「まるで」「とっても」という意味の方言です。
そう、天然の野生酵母を長期間醗酵させてつくられる、ベルギーのランビックにも通じる、「ま~んで、ランビック」な感じの、和のビールなのです。
納豆と聞くと、ひいてしまう人もいるかもしれませんし、この酸味に、はじめて飲むと驚かれる方も多いかもしれません。
でも、納豆菌の生み出すフルーティーで複雑な香りと、ホップのさわやかさ、そしてこの酸味がマッチして、あたかも、上質なシャンパンのようでもあるのです。
写真のボトルの販売は準備中。もうしばらくお待ち下さい。まずは、非常に数が限られちゃうのですが、樽生版から発売開始します。
構想1年、実現するまでに本当に苦しみましたが、他には絶対にない、自信の出来映えです。
みなさんのご感想、お待ちしております!
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comments
名前からは全く味の想像のつけようが無いところが面白いですね~。関西人のボクは納豆が食べられないのですが、フレーバーに納豆っぽさは残っているものなのでしょうか?
ボトル版が手に入るかどうか分かりませんが、
是非とも手に入れて飲んでみたいです!
納豆菌も自家栽培?培養?とは、
並々ならぬチャレンジシップを感じます!
納豆菌が醸す香も想像できない…からこそ、
楽しみですネ~!!
なんかすげー!!
ランビックではないんですよね?
でもランビックのような酸味があると。
おもしろそ~!!
それにしても・・・
「蕎麦」を使えたって事は・・・
取ったんですね!?
つまり今後色々作れちゃうと。
それはそれで楽しみです。
おどけたなあ!
さすが、ずくがありますねえ^^
新製品ですね。
納豆と蕎麦でまーんでランビックとはT-ODOROKIです。
原料が蕎麦だけに一杯食わされたというかなんというか(笑)
やっぱり、関西は納豆、抵抗あるんですね。
マニアックな内容なのに、すごく鋭い指摘も沢山いただいています。さすがですね。
(16Gさん、「ずくがある」って表現、よくご存知でしたね。)
でも、中には信用していない方も。
そんなみなさんは、行きつけのバーに、近いうちに行って確かめてみて下さい。
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