04/05/2009(Sun)
Making of "Natto Soba Ma~nde Lambic"

エイプリルフールにお騒がせしたNatto Soba Ma~nde Lambicですが、おかげさまで、予想以上の反響をいただきました。
実は、このねた、もともとはあのKjetilさんにヒントをもらいました。
彼がある酒蔵に研修にいく際に、
「少なくても一週間前から、絶対に納豆を食べないでくるように。」
というメールをもらって、びっくりしてぼくに聞いてきたのです。
確かに、醸造の世界では、納豆菌は敵視されてきているのです。
「もしかしたら、納豆菌でビールをつくったら、ランビックみたいになったりして」
と冗談をいったのが始まりです。
それから考えていて、例のNot So Mild Aleに語呂がちかいということで、「蕎麦」と「ま~んで」を思いついたのです。
4月1日が近づくある日、やっぱりラベルもほしいなあと思い、簡単なデザインをして、いつもお願いしている印刷屋さんに、恐る恐る協力を打診。渋々、つくってもらったのが写真の2つのラベル。(Kさん、Yさん、感謝しております。そのうち、ちゃんとお返ししますのでお許しを。)
実は、よく見ると「ビール」という表記があるのですが、蕎麦はビールの副原料として、日本では認められていないので、蕎麦をつかったビールは発泡酒になります。
ですから、このままじゃ本当はいけないのですが、時間もないし、わざわざまた印刷屋さんのお手を煩わせるわけにもいかず、このままでいくことに。
この点を指摘する人がいるかいないか、実は内輪で賭けをしていたのですが、鋭い人はいるもので、やっぱり指摘されてしまいました。ゆるブル読者のレベルの高さを再認識。(おかげでぼくが賭けには勝たせてもらいましたが。)
そう、アイディアをくれたKjetilさんにも、「新製品を出すので、ブログをみて」とメールをしときました。
そしたら、
"Wow, very exciting!"
ではじまる。長~い、メールが着きました。内容は、香りや、技術的なこと、"ma~nde"の意味などを問い合わせる詳細なもの。
遠い北欧の国でも、一人しっかり引っかかってくれました。大満足です。
でも、本当に納豆菌を麦汁に加えて実験中という、彼のチャレンジ精神には、脱帽です。
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comments
責任とって本当に作ってください!!
ネバ~っとしたやつ。
納豆菌、麹の生育に影響を及ぼす…と言うか、
麹菌を淘汰してしまうから、
特に麹室内禁止、
麹室が動いてる期間に蔵見学をお願いする際は、
注意が必要だと酒造関係者さんにお聞きした事があります。
麹となった状態でも、
納豆菌のほうが繁殖力、強いのでしょうか。
そして、もろみにも影響するのでしょうか。
もし、しないのならば…と思うのですけれどもw
ラベル、CG合成でないのですネ。
道理でリアルすぎると思いました。
印刷会社さんも洒落っ気のある方たちですネ♪
O社さんだと思いますが、さすがです。
蕎麦は焼酎がありますが(親父の故郷、高千穂の雲海酒造が有名です)、納豆菌の酒なんて聞いたことないですよね。
そもそも納豆菌でアルコールは作れるのか…
試作品が楽しみですね!
責任取って下さい!笑
「嘘から出た誠」になるかどうか、ノルウェーの基礎研究の成果に、僕も期待しちゃいます。
ラベルももったいないので、そのうち実現したいですね。
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