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「ビール」離れ or「 ビール類」離れ?


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先日のエントリーと似ていますが、ご容赦を。僕にはとても気になることなのです。

大手ビール会社の今年上半期のビール系飲料の出荷量が発表されました。前年同期比で-1.9%。統計をとり始めた1992年以来最低とのこと。

全体の53.9%を占めるビールの出荷量が-2.8%、同25.6%の発泡酒が-2.7%。対して、シェア20.5%の第三のビールは+1.5%。「特に、若者のビール離れが深刻である」という「業界関係者」のコメントが記事にあります。

これだけを見ると、第三のビールのような、「ビール風飲料」ではなく、「ビール」離れが一番深刻というように読めますが、本当でしょうか?

確かに、「ビール」の落ち込みは数字的に一番大きいです。でも、サントリーの「プレミアム・モルツ」のような「高級ビール」(定義はよく知りません)は、40%増です。「量が少ないので、大勢には影響ない」と、記事には書かれていますが、僕にはそう思えません。

「牛肉コロッケ」なのか、「牛肉コロッケ」なのか。食べてもよくわからないような状態が、問題の元凶なのではないでしょうか?くり返しますが、ビール類のうち、「ビール」は53.9%です。「たとえ麦芽を使ってなくても、飲んでも大して変わらない。それなら安い方がいい。」という人が約半分もいるという状況なのです!

どうやったら沢山売れるか?→安くすればいい→どうやって安くするか?→(他のコストは減らせないので)酒税を減らせばいい→どうやったら酒税を安くできるか?→(酒税の高い)ビールじゃなくて(酒税の安い)ビールにすればいい…

こんな事をしている間に、ビール系飲料の半分はビールじゃなくなってしまいました。若い人は、本当においしいビールを飲んだ事があって、ビール離れをしているのでしょうか?志賀高原ビールは、大手メーカーのビールよりも、「濃く」て「苦く」て(ちょっと)「高い」です。でも、若い人に飲んでもらっても「おいしい」といってもらえる事が多いです。

企業を維持、成長させるためには、沢山売る事は大事です。でも、肝心の売っているものの価値を大事にしないと、いけないと思います。僕も、企業経営者ではありますが、同時に一人の酒好きとして、酒という文化を大事にしたいとも思っています。
01:00 | ビール全般 | comments (1) | trackbacks (1) | edit | page top↑
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comments

ビール業界に限らず、若者の本物の酒離れが深刻です。従来はバーでもちょっと背伸びした20代前半の若者がいたものですが、ここ数年めっきり減った様に感じます。安い居酒屋ばかりが流行っていて、ちゃんとしたカクテルを出す店には、若者はあまり来ません。
メーカの安い缶のカクテルばかり飲んでいるので、フレッシュグレープフルーツを使ったソルティドックを出しても、「何か違う、炭酸が入っていない。」と言われる始末です。何が本物なのか分からなくなることは非常に悲しいことです。これからの日本はどうなってしまうのでしょうか?また、我々大人はどうすればいいのでしょうか?考えさせられます。
egawa | 2007/07/12 11:18 | URL [編集] | page top↑

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