05/18/2007(Fri)
志賀高原ビール

「地ビール」という言葉に抵抗があるのに、地ビールっぽくもある「志賀高原」という名前を商品につけました。実際、実力ある志賀高原のホテルの若手に、「本物であるということをアピールする意味でも、志賀高原という名前じゃない方がいい」というアドバイスをもらったことさえあります。でも「志賀高原」という名前には自分たちなりのこだわりがあります。
一つの理由は、水です。ブドウだけで出来るワインなどとは違い、水はビールの大事な原料です。縁喜も、志賀高原ビールも、その水は、志賀高原の湧水です。ビールづくりでは、水を加工するのは普通ですが、玉村本店では一切手を加えていません。よりホップの香りの効いた味わい等を追求したりするためには、加工の利点もあります。でも、酒造りで長年、この水の良さには感謝してきましたし、できるだけその水の良さをそのまま生かした、この地ならではのビールを作りたいと思っています。
それから、子供の頃からこの地で育ち、志賀高原でのスキーを楽しんできた人間として、やはり地域には思い入れがあります。最近は、パッとしない話題ばかりではありますが、日本を代表するリゾートであるという思い入れは強く持っています。世界に通用する(べき)このリゾートのように、世界に通用するビールを目指したい。また笑われそうですが、そんな気持ちが志賀高原を名乗る理由です。
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