12/23/2009(Wed)
んめでぇ~!

今年の最初の酒、できました。
新酒しぼりたて上撰本醸造生原酒。
毎年たくさんの方に、お待ちいただいている、この時期の一番人気です。
時々書いているように、ぼくらは、けっして出来立ての酒だけがいいとは思っていません。
むしろ、ちゃんと熟成した酒のうまさを、少しでも多くのみなさんにお楽しみいただきたいと思っています。
一方で、やはり蔵でできたての酒を飲む楽しさも、是非味わっていただきたいとも思うのです。
親父(=社長)の、その想いで始まった、しぼりたて生原酒。
いまや、すっかり縁喜の看板です。
で、今年の出来映えですが、杜氏に聞いてみました。
今年は、蔵の大幅な工事があったり、米がやや不作だったり、シーズン前は、どちらかというと不安材料の方が多かったとのこと。
つくりを始めてからも、暖冬気味。
ところが、ふたを開けてみると、ある意味想定外だったのです。
どういうわけか(←といったら杜氏に失礼ですか)、酒の経過はきわめて順調。
出来上がった酒は、酸もですぎずに、すごくバランスがいいんです。
できたての酒の荒々しいイメージとはちがって、とても柔らかく、味のある酒。
瓶詰めをした、西さんいわく、
「んめでぇ~、すっと入っちゃわ~。」
方言がわかるかどうかわかりませんが、まさにそういう出来なのです。
控えめな杜氏が、にやにやしている(から多分、相当の)自信作。
どうぞ、お試しを!
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