01/04/2010(Mon)
「いいなあ」の基準

新年とともに、ギャラリーの作品も入れ替わっています。
この虎は、奥村厚一さんの作品。
干支なのですが、ぼくはちょっと驚きました。
風景画ばかりの奥村先生の虎だからです。
この奥村先生。
多分、我が家に一番、縁深い絵描きさんで、たくさんの作品があります。
絵描きさんのなかでも人望があって、福田平八郎さん、山口華楊さん、小野竹喬さん、秋野不矩さん、上村松篁さんといった人たちを我が家に連れてこられたのも奥村先生です。
と書いたものの、ぼくの画の知識なんて、これらの画家のみなさんがどれだけすごいか、よく理解できないくらいのレベルです。
よくわからないのですが、わからないなりにも、「いいなあ」と感じる画はあるのです。
その中で、うちに縁が有る無しに関係なく、奥村先生の画を、「いいなあ」と思うことが多いのです。

(これは、今回の展示分ではなく、ぼくの席の後ろにある絵。親父のあやふやな記憶では、ぼくがうまれたお祝いにいただいたとか...)
生涯、ご自身の意思で、一度も個展をせず、先の方々のように文化勲章をもらったわけでもないのですが、いいんです。
嗜好品の評価って、ともすれば賞とかで判断されがちです。
「XX賞受賞」「YY勲章」とかって、たしかにわかりやすいです。
でも、そうでなくても、いいものはいいなあと思うのです。
ともかく、スキーシーズンまっただ中。地獄谷のスノーモンキーたちも大活躍。
お近くにお越しの際は、どうぞお立ち寄りください。
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